学校長メッセージ

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伝統を継承し
新たな時代を拓く

校長 玉村 公二彦

 京都女子大学附属小学校は、1957(昭和32)年創立されました。本校は京都女子大学に附属し、その知や人財との交流、同時に京都幼稚園、京都女子中高等学校との交流の中で小学校教育を創ってまいりました。

 京都女子大学には、前身の京都女子高等女学校の時代から、児童教育とそれに携わる教員の養成の歴史と伝統があります。京都女子学園創立110周年、京都女子大学創基100周年を記念して植樹された三本のしだれ桜に近接して、「師弟愛の像」と命名された銅板のレリーフのついた石碑があります。レリーフには、二人の子どもを抱く女性が彫られています。1934(昭和9)年9月21日、近畿地方を襲った大型の台風(室戸台風)から、子どもを命がけでまもった若い女性教師の姿を彫ったものです。この女性は、京都女子高等専門学校の卒業生で、小学校の教師となった方です。小学校教育の歴史の一コマですが、本校は、子どもたちをまもり、安心・安全・安定を図る教育精神の伝統を重視するものです

 今日、地球規模で、豪雨や災害、様々な困難がもたらされています。国連は、気候変動への対策も含んだ持続可能な社会を実現するための目標(SDGs)として17の目標を掲げ、これからの未来社会を拓いていく努力を続けています。小学校の教育は、持続可能な社会を創造していく基礎となるものです。国際的にも「質の高い教育をすべてのひとに」という目標が掲げられています。このような持続可能な社会を担い、切り拓いていくのが現在の子どもたちです。

 附属小学校では、建学の精神である仏教精神に基づいて「こころの教育」を実践し、子どもたちを育成してまいりました。本校の子どもたちには「ちかい」があります。それぞれに「率直さ」「笑顔」「優しさ」があり、知識や技能をたくわえて「真実」を求める力、そして「約束」を果たし「仕事」に励み、人間と社会の関係を豊かに築く力をつけるというものです。このような子ども像のもと、とくに「国語力は人間力」を合い言葉として、学校生活と学習の中で「人間力の根」を育てることに努力してまいりました。

 子どもは家族や社会の宝であり、「希望」です。いまの子どもたちは、2030年代には、思春期・青年期をむかえ、さらには社会を担う大人へと自立の道をあゆむことになります。このような子どもたちにたいして、多様な選択肢から確かな進路を選び、実現することへの援助も教職員と保護者のみなさまと考え合いながら進めています。附属小学校の教職員全体が知恵を出し合い、グローバルな新しい時代に入っていく児童のさまざまな挑戦を励ますとともに、生涯にわたって学び続けることの出来る、確かな学力と人間力を育て、課題に挑戦する子どもたちを支えていく活動に、今後とも精進してまいります。

       
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